WORKS

庭の植物をモチーフに

カーテンのオーダーをする事は、
時々、非常に厄介で難しい作業と思われるようです。

カーテンの自分の好みなんて今まで考えたことはないし
しかも、家族が集うリビングルームだったりしたら
家族の意見も取り入れなくっちゃならなかったり…。
お子さんに、“お母さんのセンスじゃイヤ‼︎”
なんて言われたりしたら、落ち込んでしまいそう。

そんな気分になるんじゃ、
確かに面倒なことかもしれませんよね。

さて、今回のお客様はどの様な展開だったかというと…

ある日、ふらっと立ち寄られた当店の生地の中の一つに
目が止まったそう。

“これでリビングのカーテンを作ったら
幾らぐらいになるんだろう”と思われたお客様、
臆せずお尋ねくださいました。
この時は、作りたいお部屋の(大体の)寸法と窓の数を
お話しいただき、サクサクっと算出したところ
ちょっと、ご予算と合わなかったご様子。

それではと、最初に選ばれた生地の好みを派生させて
別の生地をいくつかご提案。

お話しを伺っていくうちに、
お庭がリビングルームに面していることが分かり
そこから生地選びが急展開しました。

カーテンはそうそう変える物ではないので、
恒久的にあるものー“お庭の植物”をモチーフに取り入れた柄を
取り入れることに。

また、部屋の外と中の間の仕切りに、その植物柄を用いた事で
まるでお庭もインテリアの一部であるかの様に感じさせて
空間の広がりを演出することが出来ました。

アクセントとして、腰窓のシェードにはボトムに
掃出窓には両サイドにフレームを付けました。
腰窓のボトムフレームは、シェードを昇降させても
隠れてしまわない様に配慮しています。

ということで、カーテン選びが難しいなんて事、ないでしょ?
ご家族の壮絶なバトルが繰り広げられた訳ではありませんが
家のモニュメント的なモチーフを生地のデザインに
取り入れたアイデアをご紹介させていただきました。

使用した商品

植物モチーフの生地: Sanderson, ANGEL FERNS 221926 無地のフレーム: kirkby, Sahara